みなさん、こんにちは!
盛岡市の亀太郎はり灸整骨院です。
今回は、交通事故でケガをしたが、相手の連絡先がわからない場合、整骨院ではどのようにして施術を受けることが出来るのかをご紹介いたします。
大きく2つに分かれます。※相手が見つかった場合、自賠責保険を適応となる場合もございます。
①健康保険(第3者行為)で施術を受ける
②保険適応外で施術を受ける
先日、実際に当院へ来院された交通事故でケガをされた患者様について相手の連絡先がわからない方がいらっしゃいましたのでシェアいたします。
患者のAさんは、自転車で走行をしていました。
曲がり角を自転車で曲がろうとしたときに、曲がってきた車両と出会い頭になり、自転車と車での衝突事故となりました。
Aさんは自転車ごと転倒し、腕に擦り傷。腰を地面に打ち付けて打撲をしてしまいました。
事故相手も車から降りてきて、「大丈夫ですか?」と声をかけられたそうなのですが、初めての事故に遭ってしまったいう驚きのあまりに「私は大丈夫です」と返事をしてしまったそうです。
そして、警察も呼ばないままに、お互いにその場を去ってしまいました。
翌日、起床すると首と腰、腕に痛みがあり、当院へ受診されました。
「事故にあってすぐは気が動転してしまって、何が何だかわからなかったのですが、朝起きたら身体が痛くて、心配になって治療に来ました」とお話しになっていました。
警察には事故に遭った旨を事故翌日に連絡をしたそうで、後日実況見分が行われるそうです。
警察は相手が見つかったら連絡をするということでしたが、なかなかこのケースは難しいとお話になっていたそうです。
通常、交通事故で相手がはっきりしている場合は、事故状況から、過失割合というものが決まります。
被害者割合がつくと、車を運転する者は加入する義務がある、自賠責保険を使って身体の治療を行うことが多いです。
しかし、今回は自賠責からは補償を受けることが出来ませんので、第3者行為によるケガを健康保険で施術をしました。
第3者行為というのは、文字通り、自分でケガをしてのではなく、自分以外の第3者によってケガを負わされたものをいいます。
この場合、健康保険を使用する際に、自分が加入している健康保険の保険者(盛岡市、協会けんぽ岩手、組合保険など)に第3者行為の傷病届を提出する必要があります。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3260/r143/⇒こちらは全国協会けんぽの傷病届です。
あらかじめ、保険者に連絡をして、各保険者の指定する様式の傷病届を作成して提出をします。
他は、通常の自分で負ったケガを整骨院で健康保険を使用して施術を受けるのと一緒です。
やはり、交通事故に遭ったときは、身体の痛みの有無に関わらず、まずは警察を呼ぶことが大切です。
そうすれば、事故後に何かあったとしても、適切な補償を受ける事が出来る可能性が高くなります。
交通事故に遭ったときは
①警察に連絡
②任意保険に加入している場合は保険会社へ連絡
③身体に痛みがあったら病院、亀太郎はり灸整骨院へ相談
この順番で動いてみてください。当院は、交通事故の方の救済に力を入れております。
お困りの方はご相談だけでも承っておりますので、気軽にご相談ください。
亀太郎はり灸整骨院の交通事故の施術ページはこちら
こんにちは!
亀太郎はり灸整骨院です。
6月はスポーツの大会が盛んに開催されいます。
それに伴って、スポーツ選手がケガで当院へ来院する事が増えています。
先日、当院へ来院した患者様の症例をご紹介いたします。
15歳 女性
剣道部
前日にお風呂場でしゃがんだ際に内くるぶしの前下方部に激痛がはしり、それ以降、足に荷重をするだけで痛みがある。5日後に剣道大会があるために、痛みをできるだけ軽減したい。
このような患者様が来院しました。
初診日に患者様は、「たぶん、土踏まずを捻挫したと思う」と言っていました。
実際にみてみると、内くるぶしの前下方が腫れていて、熱感もありました。
足関節の動きやリスフラン関節(土踏まずのあたりにある関節)の動きを確認しても、異常なし。靱帯損傷無し。よって、捻挫ではないと判断しました。
結果的には、「後脛骨筋腱の牽引による舟状骨部の炎症」と判断しました。
後脛骨筋はふくらはぎから、内くるぶしの前下方にある、舟状骨という骨につく筋肉です。
この後脛骨筋が硬くなると、舟状骨をひっぱるような力が加わります。
患者様に最近、ふくらはぎに何か異常を感じたことがないかと質問をすると、
「ここ最近、踵上げのトレーニングをたくさんしていて、ふくらはぎがガチガチになっている感じがした」と返答がありました。
ふくらはぎにある、後脛骨筋が硬くなった状態で、お風呂場でしゃがんだ際に負荷がかかり、炎症が発生したと予想されます。
施術は、後脛骨筋を柔らかくするために鍼施術と手技、足関節の調整、テーピングで土踏まず形成と舟状骨から後脛骨筋の保護をしました。
翌日に来院されたときは、痛みは70%くらいに軽減していました。
しかし、まだ、剣道で強く踏み込むことは難しい状態でした。
この日も同じ施術を行い、翌日にまた来院することに。
3回目の来院時は痛みが30%まで改善しており、日常生活上では痛みがあまり気にならなくなっていました。
4回目の来院時には翌日が大会でしたので、テーピングを強固に行いました。
その場で剣道の踏み込みをしてもらうと、「えっ!踏み込める!」と、とても喜ばれていました。
無事に大会に出場できるレベルに改善して、ご両親も大変喜んでいらっしゃいました。
今回の患者様はとても順調に回復したケースですが、痛めてからすぐに施術を受けることで早期回復の可能性は高くなります。大会前だからと無理して、施術をせずに練習を継続するとおそらく、大会本番は痛みで良い動きは出来なかったと思います。
スポーツで身体に違和感や痛みを感じるときは、少しでも早くまずは施術を受けることをおすすめいたします。テーピングをするだけでも結構、動きやすくなります。
今回の症状と似たもので「有痛性外脛骨」というケガもあります。
こちらもなかなか強い痛みが出ますが、施術をする事で良い状態で大会を迎えるサポートは可能となります。
ぜひ、スポーツのケガでお困りの方は当院へご相談いただければと思います。
亀太郎はり灸整骨院グループの公式ホームページはこちら
みなさん、こんにちは!
亀太郎はり灸整骨院グループ総院長の尻引です。
当院に来院されている患者様で「これ、温かくて気持ちが良いですね~。何なんですかこれ?」と質問をよく受ける施術があります。
それは、トルマリンホットパックというものです。
あまり耳なじみのないものだと思いますので、トルマリンホットパックの製造元のパンフレットの中から一部抜粋しながら、ご紹介いたします。
トルマリンは宝石にも使われる高価な鉱石です。このトルマリン鉱石を温めて患者様の体に当てて、温熱療法を行います。
日本人として初めてブラジルの鉱山を開発した永井竜造さんが、ブラジルの14鉱山のうち、トルマリンを産出する2つの鉱山だけ、そこで働く人々の医療費が他の鉱山の6分の1であったことから、トルマリンと健康の因果関係に気づき、科学的な測定と研究を始めたことでトルマリンが注目されるようになりました。
トルマリン鉱石の正式名称は「電気石」といいます。
トルマリンはプラスとマイナスの電極をもっていて、熱を効率よく移動させることができます。
あたためてたトルマリン鉱石はからだの深部にまで熱を速やかに移動させることができます。
熱が移動したトルマリン鉱石の温度は下がりますが、体の中はポカポカ温かくなります。
トルマリンホットパックを体に5分間使用すると、サーモグラフィで表面体温の変化を測定すると真っ赤に表示され、体の芯から温まっていることがわかります。これは、熱伝導率の高いトルマリン鉱石の温熱が深部まで熱を伝えているからです。
また、トルマリンには人間をリラックスさせるα波を引き出す効果があると言われています。
トルマリンを使用した脳波測定ではα波が上がり、極めてリラックスした状態が続きます。ほとんどの患者様が眠るほどのリラックス効果で施術効果も上がります。
当院では、このトルマリンホットパックに熱を加えると微弱電流を発するというトルマリンの特徴を最大限に活かすために、70℃~80℃の熱を加えて行う独特な温熱療法を採用しています。
他の物質や鉱石にはない独特の気持ちよさと温感があります。
微弱電流を体に流すことで、損傷部の回復が早くなるとされています。
私個人としても、特に体の痛みがなくても、トルマリンホットパックを体に当てて、リラックスをしています(^_^)
冷え性の方や血流の悪さを実感している方には、ぜひ、おすすめの施術方法です。
亀太郎はり灸整骨院の公式ホームページはこちら
こんにちは!
亀太郎はり灸整骨院総院長の尻引です。
2月20日に閉会した北京オリンピック。
各国の代表選手による本気の熱戦が繰り広げられましたね。
日本選手団も活躍され、とても感動しました。
ノルディック複合で見事銅メダルを獲得した日本チーム。
チーム最年長で3度目のオリンピック出場をした永井秀昭選手は、実は当院で体のケアをされています。
最後のオリンピック出場として臨んだ北京オリンピック。
見事銅メダル獲得という有終の美を飾ってくださいました!
当院へ永井秀昭選手が通院している事を知った患者様から、銅メダル獲得後から、
「永井選手ってどんなことをこちらでしてるのですか?」と質問されることが多くなりました。
なので、このブログでも、昨年からオリンピック出場までに当院で行った永井選手へのケアをご紹介したいと思います。
まず、昨年は永井選手は二つの大きなケガをしました。
一つ目は肘の骨折です。
合宿中に自転車トレーニングの最中に接触転倒してしまい、肘の骨折をしてしまいました。
こちらに関しては、骨折の治癒を促進する効果がある、超音波治療器を使用しました。
超音波治療器を照射することで、骨癒合が早くなり、完治までの期間を短くすることが期待できます。
当院では、ハンディタイプの超音波治療器を永井選手へレンタルして毎日患部へ照射するように指示をしました。
結果的には海外へ旅立つ前に完治をして、問題なく腕を使えるようになりました。
二つ目のケガは腰部捻挫です。
こちらも合宿途中で急性腰痛になってしまい、痛みがなかなか取れずに練習が思う様に出来ない状況に陥ってしまいました。
この急性腰痛については、鍼施術、エボフレックス、手技療法、骨格矯正、テーピングを中心に施術を行いました。
鍼施術は痛みを和らげることに非常に適しています。また、エボフレックスという機械は、高周波とラジオ波を吸引しながら照射する機械です。
こちらもマッサージでは届かない、深部の筋肉にアプローチが可能な機械です。
特に、ラジオ波は深部体温を上げる働きがあり、ヒートショックプロテインという細胞自体が回復しようとする働きを生み出してくれます。
また、骨格矯正で腰部に負担のかかりにくい身体づくりを目指しました。そして、キネシオテープを施し、リンパの流れを良くして、筋肉を柔らかくしました。
これらの施術は当院で多くの患者様にも受けていただいている施術です。
当院でのスポーツ選手のケアの場合は、試合の日程や練習のスケジュール等を把握して、出来る限り良い状態を早く作る事に注力します。
また、競技特性を考えてケアをすることで再発のリスクも少なくすることを目標としています。
今回の永井選手も無事に試合出場を果たしていただき、また、メダル獲得後に永井選手から、おかげさまでしたというお礼のメッセージをいただき、微力ながら日本の銅メダル獲得の役に立てたのかなと嬉しい気持ちになりました。
亀太郎はり灸整骨院はスポーツ選手の活躍のお手伝いも積極的に取り組んでいます。
お困りの方はぜひ、気軽にご相談していただければと思います!
永井選手、おめでとうございます!感動をありがとうございました!
亀太郎はり灸整骨院公式ホームページはこちら
こんにちは(^-^)
亀太郎はり灸整骨院グループです。
冬の季節はぎっくり腰をはじめとする、筋肉の痛みを訴えてご来院される患者様が増えます。
そんな患者様が共通して訴える自覚症状の一つに、「寝起きの強い痛み」があります。
朝起きた時に痛みが強くて、なかなか動く事が出来ない。とても辛い・・・。
でも、少し家事等をして動き始めると痛みが楽になっていく。
というものです。
「朝になると痛みが強いので、私は寝方が悪いのでしょうか?」と質問をいただくことがあります。
ご自身が該当するという方も少なくないと思います。
この朝の起きた時の強い痛みの原因は、
1.寝方が悪い
2.血行不良
この2つが原因になることが多いです。
とくに、血行不良によって発生する身体の痛みが多いです。
寝方が悪いというのは、例えば、子どもが生まれて子供と一緒に寝るようになってから、寝返りを自由にとれなくなった・・とか、ペットが足元で寝るようになって、寝返りを打ちにくくなったというような、寝返りを制限する状態での寝方は体にとって非常に負担となります。
人間は同じ姿勢が続くと、筋肉が硬くなってしまうので、動き出しに痛みをかんじやすくなります。
寝返りは、寝ている時に自分自身の身体が動きを取りたいと判断するために起こる行動です。その寝返りが制限されてしまうと、動きたいのに動けないという状態になります。
この場合は、寝方の環境を整えることで改善する方が多いです。
次に2つ目の血行不良についてです。
これも寝返りを制限された時にも共通する事ではあるのですが、寝ている間に、人間は寝返りくらいしか動きが無くなりますので、体の筋肉の動きが少なくなり、血液の循環が悪くなります。
そして、血行不良が起こると、筋肉は硬くなりますので、再び動き始めた時に痛みを強く感じてしまうのです。
スポーツ前のウォーミングアップというのは、筋肉の血流を良くして、筋肉の動きを良くし、ケガをしないために行います。
ウォーミングアップをしていない状態が、寝起きの筋肉です。
寝起きから動き始めていると痛みが緩和してくるのは、筋肉の血流があがってきて、動きが良くなるために痛みを感じにくくなります。
また、痛みを感じるときというのは、発痛物質という物質が身体の中に出ます。その発痛物質は、酸素欠乏をしているところで発生しやすくなります。
酸素は血液を介して、体をめぐりますので、血流が良くなると酸素が筋肉にいきわたり、発痛物質も押させてくれます。
寝起きの痛みを解消するためには、
起きてすぐに動き出すのではなく、布団の等で身体の痛みの出やすい筋肉を手でさすったり、温めたりしてあげると痛みが出にくくなります。
また、全く痛みが出ないというのは難しくても、何もせずに起き上がるよりは痛みが少なくて済むと思います。
ぜひ、ご参考にしてみてください!
身体の痛みでお困りの方はこちら
こんにちは!
亀太郎はり灸整骨院です。
最近、産後骨盤矯正についてのお問い合わせを多く頂きます。
今回は、実際に産後骨盤矯正を行う事でどのような変化が生まれるのかをご紹介いたします。
産後ママさんのお悩みは以下の様なものが多いです。
・産後から骨盤部や腰が痛い
・骨盤がグラグラする
・骨盤から足にかけて太くなった
・姿勢が悪くなった(猫背、O脚)
・体重が戻らない
骨盤周囲だけでなく、姿勢や足の太さを気にされる方が多いです。
これらは妊娠出産による骨盤の開きや傾きを整えると解消されることが多いのです。
まず、骨盤が開くというのは、どういうことか説明いたします。
妊娠から出産にかけて、妊婦の骨盤には大きな負担がかかります。
妊娠すると胎盤より分泌されるホルモンの働きにより、仙腸関節を支持している靭帯や筋肉は弛緩します。すると、仙腸関節は損傷を受けやすい状態となります。更に分娩時に骨盤に大きな負荷が加わることで仙腸関節が緩み、仙腸関節部に痛みを発生させる要因となります。
産後に骨盤ベルト等で不安定感を無くすことで、仙腸関節が安定する場合がありますが、骨盤ベルトをしながらの育児は非常に制限が多く、骨盤ベルトを外して生活される方も多くみられます。
当院へお越しになるほとんどの方が、骨盤ベルトをしていないとお答えになります。
確かに、骨盤ベルトをしながらの生活は前かがみになる際にベルトが圧迫されるために、いちいち前かがみになる際に外す必要があります。
ただでさえ、忙しいのにいちいち取り外しするのが面倒くさいというのも納得です。
骨盤が不安定な状態だと、日常生活動作時に骨盤に上手く体重がのらず、力が入りにくく感じます。そして、
「骨盤がグラグラして、力が入らない感じがする」という表現につながります。
骨盤に力が入らないと、補うために不必要な部位に力が加わるようになります。
腰や背中、膝、足などの筋肉への負担が増えることが多く、産後から体全体が辛くなっていくという感覚を抱く方も少なくありません。
また、骨盤が不安定になり、骨盤の傾きがズレてくると、肩こりや足首痛などの骨盤から離れた部位にも不調を感じられる場合があります。
身体の不調を改善するためにまずは、骨盤を正しい状態に近づけることを目標として施術をおこないます。
産後骨盤矯正を行うと、
・産後から入らなかったズボンが入るようになった
・なかなか減らなくなっていた体重が減った
・鏡の前で立ち姿勢を確認すると胸を張るのが(猫背姿勢を治すのが)楽になった
・代謝が上がって発汗できるようになった
・腰痛や肩こりなどの症状が楽になった
・骨盤や腰に力が入るようになった
個人差がありますが、基本的にはほとんどの方が改善されます。
産後骨盤矯正は仙腸関節という関節をメインに矯正を行います。
この仙腸関節を矯正する際にAKA法という矯正方法を当院では用いています。
この矯正法は、非常に弱い力で関節に刺激を与える矯正法になっていますので、腰を早く捻ってポキポキと音が鳴るような矯正方法ではありません。
優しい矯正法ですので、安心して受けていただく事が出来ます。
もし、産後骨盤矯正をお考えの方は、亀太郎はり灸整骨院へご相談ください。
亀太郎はり灸整骨院の産後骨盤矯正の公式ページはこちら
亀太郎はり灸整骨院です。
東北は紅葉が見ごろを迎えており、山へ足を運ばれる方が増えております。
当院へご来院される患者様にも、登山中に膝を痛めてしまったという方が増えております。
普段、あまり運動をしていない方が急に登山をしたりすると膝を痛めてしまうことがあります。
特に昨年からのコロナ禍で、外で運動をすることが減っているどころか、外を歩く事自体も減っています。
在宅ワークの方は、これまで通勤で歩いていたのが、通勤自体も無くなってしまい、本当に体を動かさなくなってしまっています。
そんな中で、9月に緊急事態宣言が解除され、外出をしやすくなったので、脚の筋肉が弱っているのにも関わらず、登山に行って、急に膝に負担がかかってしまい膝を痛めてしまっていることが予想されます。
そもそも膝関節には、階段や下り坂の際に体重の6~8倍の重さがかかります。登山の際は、登りよりも下りで膝を痛めてしまう方が多いです。
おそらく、行きの道中で筋肉疲労が起こり膝関節を支える筋肉の柔軟性が低下し、更に帰り道の下り坂で自分の体重の数倍の負担が膝にかかるために、膝関節を支える大腿の筋肉が痛んでしまうのです。
先日、当院へご来院された患者様で下山中に膝の内側を痛めて負傷された方がいらっしゃいました。
60歳代の女性で、これまでも何度も登山をしたことがある方でしたが、膝の痛みを始めて経験されたとのことでした。
登りの後半で膝に違和感を抱き、下山中に痛みが増して、翌日は痛みで歩行が困難になってしまったようです。
知人の登山仲間が当院で膝の施術を受けて、回復されたことを耳にして当院へご来院されました。
半月板損傷や靭帯損傷が無いか確認をしたところ、特に異常はない可能性が高く、単純に筋肉の付着部の炎症と判断しました。
膝は大腿四頭筋や内転筋という膝の曲げ伸ばしに関係する筋肉に負担がかかり、膝関節周囲に痛みを感じることがしばしばあります。
初回は回復力を高めることを目的として、対象の筋にはり施術を行いました。
そして、リンパの流れを良くするテーピング処置を起こないました。
2回目にご来院は一週間後でしたが、痛みのレベルが10(最悪)→5まで回復していました。
2回目の施術はエボフレックスという、高周波とラジオ波を吸引しながら照射する物療機器を使用して行い、また、リンパの流れを良くするテープを貼って終わりました。
一週間後の3回目のご来院時には痛みはほぼ消失したので、患者様の希望であった根本的に膝が痛まずに、登山が出来る体を作りたいという事を達成するために、左右の荷重バランスを均一に近づけるように骨格バランスを矯正と大腿部の筋力トレーニングを指導しました。
現在、定期的に骨格バランスを整えながら、トレーニング中です。
先週はご来院された際に、2日間連続で9時間山を歩いたが、膝の痛みがほとんど気にならなかったという嬉しい報告をいただきました。
膝を痛めた直後は、今シーズンはもう、登山は無理だろうと諦めムードになっていたという事でしたが、2週間程度で登山が出来た事に大変喜ばれていました。
我々、施術家としては、このような喜びの声をいただく事がとても励みになります。
今回の患者様は変形性膝関節症では無かったので、回復も良かったのかと思います。膝に変形が起こると、基本的に膝が痛みやすい形状になってしまう事が多いので、早めに筋力をつけておくことが重要です。また、骨格のバランスも意識することでもちろん、体の不要な負担が減ることにつながりますので、とてもメリットがあると言えます。ご参考にして頂ければと思います。
もし、膝関節の痛みでお困りの方は当院へ気軽にご相談ください。
当院の公式ホームページはこちら
皆さん、こんにちは!
亀太郎はり灸整骨院です。
9月になり、涼しい日が増えてきました。
東京オリンピック、パラリンピックも無事に終わりました。日本人選手団の活躍には勇気と感動をいただきました。
しかし、コロナの影響で一般市民のスポーツ大会などは中止が相次いでいます。
そんな中でも、いつ大会が開催されても走れる体づくりを継続されているランナーの方はたくさんいらっしゃると思います。
今回は、マラソンランナーでひどい腰痛になってしまい、当院へご来院された患者様の症例報告を致します。
50歳代男性マラソンランナー。
1年前に練習強度を上げた際に腰に違和感が発生。
しかし、記録会があったために無理をして出走。
その後から、腰部に強い痛みが発生。
整形外科では、腰椎の一部の骨と骨との間が狭くなっていると診断されたが、特に治療をするほど大きな問題はないという事で安静を指示された。
一冬練習をせずに安静にしていたが、痛みがとり切れずに当院へご来院。
日常生活では中腰になった際に腰に違和感と鈍痛が発生する。
走っている時は痛みが強くなるという事はないが、鈍痛と怖さを感じるとのこと。
身体をみてみると、腰椎の前彎が強いことがわかりました。
通常、腰椎は前彎(前方に凸している)しているものですが、この患者様はその前彎が強い。
更に仰向けに寝た時に、骨盤の位置に左右差がありました。腰部の筋肉も非常に硬い状態です。
週に2回施術を行い、1回は鍼施術を行いました。
毎回、筋肉のほぐし、骨格バランス調整を行いました。
最初の施術で効果を実感されたようで、その後も通院継続されていましたが、最初良くなったきり、あとは停滞気味。
そこで、自宅でのセルフケアを指導しました。
内容はお尻の筋肉と腸腰筋のストレッチです。
通常、ストレッチは開始してから効果や変化を実感するまで少々時間を要しますが、この患者様がすぐに効果を実感。
痛みのレベルが半分くらいに下がりました。
久しぶりに練習中に違和感を感じずに走ることが出来るように回復されました。
現在は、筋肉を取り戻すために練習強度を少しずつ上げていますが、腰は順調なようです。3週間に一回程度、メンテナンスを受けられています。
マラソンは長時間、体に負荷がかかるために、どこかに負担がかかりやすい姿勢で走ると故障を起こしやすくなります。
身体に痛みが出て、なかなか痛みが取れない場合は、体のバランスや筋肉の硬さをチェックする事をおすすめいたします。
身体のどこに痛みが出ているのかで、フォームを変えたり、鍛える必要のある筋肉が変わります。
ぜひ、一度身体のバランスをチェックしてみてください。当院では、スマホで患者様自身が走っている姿を動画撮影して持参していただく患者様もいらっしゃいます。走っている状態での体の癖なども把握できると、バランスよく走るためのアドバイスのお手伝いもしております。
もし、お困りの方は亀太郎はり灸整骨院に気軽にご相談ください。
公式ホームページはこちら
皆さん、こんにちは!
厨川と津志田で地域の皆さんの健康を応援しております、亀太郎はり灸整骨院です。
今回は、先日、当院へご来院された患者様からの質問をご紹介いたします。
Q.脊柱管狭窄症になってしまい、歩くのが辛いが、歩けなくなるのが嫌だから無理してでも、歩いたほうが良いのか?
この様な質問がありました。
答えは「いいえ」です。
患者様の症状の度合いによって、正解は変わりますが、基本的には無理は禁物です。
脊柱管狭窄症は、歩いている途中で、腰から足にかけての領域のどこかが辛くなり、連続して歩くことが困難になる”間欠性跛行”という症状が出るのが特徴です。この間欠性跛行は、辛くなったら、前かがみになったり、椅子に座って休むと辛い症状が和らぎ、また歩き始めることが出来ます。
身体に痛みが出るというのは、脳がそれ以上負担をかえないようにサインを出しているものとして考えると、歩いていて辛くなっても休まずに無理に歩き続けるという事はあまり望ましくないと言えます。
一方で、確かに”辛くなるから、歩かないまま”というのであれば、筋力が低下して動けなくなってしまいます。
運動は大事です。では、どうしたらよいのか。
脊柱管狭窄症の症状の出ている部位に負担をかけずに、運動をすればよいのです。
歩行に必要な筋肉は、歩く以外の動きでも鍛えることが出来ます。
座ったままで足の筋肉を鍛えたり、仰向けで股関節と膝関節を深く曲げた姿勢での、腰に負担のかからない腹筋をしたり。
このような運動を無理のない程度に継続していただけると良いです。
また、歩行する際も、休みたくなったら無理せずに休み。休み休み歩いて筋力を落とさないようにすると良いです。
根本的には、脊柱に負担がかかりやすい状態が続いた結果、狭窄が発生しているので、骨格(姿勢)を正しい位置にしたり、硬くなった筋肉を柔らかくしたり、弱っている筋肉を鍛えたりすると根本的に改善する可能性が高まります。
参考にされてください!
もし、脊柱管狭窄症でお困りの方は亀太郎はり灸整骨院グループにご相談ください公式ホームページはこちら
皆さんこんにちは(^-^)
亀太郎はり灸整骨院です!
6月以降、農作業での身体の不調を訴えてご来院される患者様が増えています。
特に多いのが、腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などの腰部の傷病です。
農作業は中腰での作業が多く、更に長時間での作業が多いので、腰回りのトラブルが発生しやすくなります。
今回は、先日、当院にご来院された60歳代男性、脊柱管狭窄症でお困りの方の施術報告を致します。
同じような悩みでお困りの方がいらっしゃいましたら、ご参考にして頂ければと思います。
盛岡市在住の60歳代男性。
兼業農家でこの時期はいつも忙しく作業をされているそうです。
また、野球の審判をボランティアでしているという事もあり、週末はほとんど試合に駆り出されているそうです。
審判も一日中、立ちっぱなしで腰に負担がかかるとのことです。
昨年の12月に右足のしびれと脱力感を覚え、整形外科を受診。
画像検査の結果、「脊柱管狭窄症」という診断があったそうです。
最初は処方薬を服用して様子を見ていたそうなのですが、だんだんと症状が悪化していき、間欠性跛行症状が出現しました。
間歇性跛行とは、脊柱管狭窄症の患者様に確認される症状で、歩行していると足が痛くなる、苦しくなる、しびれるなどの異常感覚を覚えて歩くのが辛くなり、一度その場で座ったり、しゃがんだりして休憩すると、再び歩き出せるというものです。
一般的に脊柱管狭窄症が重症化すると、一度に連続して歩ける距離が短くなってしまうと言われています。
この患者様は、当院へ6月に初診でご来院されました。
当院へ整形外科から転院された理由は、
処方薬を服用すると胃が痛くなったり、腸の調子が悪くなってしまい、食事ができなくなるほどに具合が悪くなるためでした。
更に、薬は症状を根本的に改善するものではないとご自身で判断されて、根本的に良くするために、はり灸整骨院を探していたそうです。
丁度、知人が当院で脊柱管狭窄症の症状が緩和したということでご紹介でお越しになられました。
脊柱管狭窄症は完治が非常に難しく、最初は保存療法。
保存療法で改善がみられず、更に日常生活に強い支障をきたしている場合は、手術を行う事が一般的です。
しかし、手術を何回かしても症状が取れない患者様もいます。
我々、はり灸整骨院の現場でも難しい症状です。
脊柱管狭窄症は、突然狭窄するのではなく、徐々に狭窄されることが一般的です。
そして、坐骨神経や大腿神経を圧迫することで、神経症状が足に出て、不調を自覚するのです。
今回の患者様も問診でお話を聞くと、慢性的な腰痛を抱えていたが、とくに治療をせずに、コルセットをしながら、
「騙しだまし」付き合ってきたという事でした。
腰部の筋肉を触ってみると非常に筋緊張が強く、これは腰椎に負担がかかっても不思議ではないというのが印象でした。
そして、発症してから半年が経過して、悪化傾向。今後も忙しく本業と農作業と自宅で母親の介護もしているという事で、通院の時間もなかなか取りにくい環境での施術でした。
施術は週一回の間隔で行いました。
本来は週2回くらい施術を出来ると改善しやすい傾向なのですが、時間が取れないために、毎回鍼施術を入れて出来るだけ回復を早めるような方針で施術をしました。
施術を開始して3回目までは何も変化を感じず。
4回目の施術をした後に、施術後2日間はすごく調子が良かったとの報告がありました。
その後は順調に回復傾向にあり、6月は日課の散歩が出来なかったのですが、7月は毎朝の散歩が出来るようになったとのことでした。
現在、7回目ですが、野球の審判で走る場面があるのですが、全力疾走とまではいきませんが、走ることも出来るようになってきたそうです。
この様に脊柱管狭窄症は時間はかかりますが、しっかりと施術をすることで症状の緩和が期待が出来る症状とも言えます。
個人差があり、一概に全員が良くなるとは言えませんが、少なくとも症状の悪化予防にはつながると思います。
もし、脊柱管狭窄症でお困りの方は、当院へご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちら