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- 動く時に股関節が痛い
- 股関節の動きが左右で違う
- 股関節が硬くてあぐらが出来ない
- 変形性股関節症で困っている
股関節痛の原因
日常生活動作の中で非常に重要な役目を果たしているのが股関節の運動です。
歩く、段差を上がる、立ち上がるなど身体を移動させる際に必ずと言ってよいほど股関節を使用します。この日常生活動作にかかせない股関節ですが、痛みが生じる原因は次の様なものがあります。
・筋肉の異常によるもの
・神経の異常によるもの
・関節内の異常によるもの
当院へは、筋肉の異常による股関節の痛みでご来院になる患者様が最も多いです。
筋肉による股関節の痛みは、股関節の前面、後面(臀部)に出る事が多いです。
股関節前面の痛みは、腸腰筋、大腿直筋という筋肉が硬くなり発生しやすくなります。
後面(臀部)の痛みは、中殿筋、梨状筋といった筋肉が硬くなることで発生しやすくなります。
神経の異常による股関節の痛みは、坐骨神経痛や大腿神経痛等によって発生する事が多いです。坐骨神経痛では股関節後面の痛みが、大腿神経痛では股関節前面の痛みが出やすいです。特に多いのが坐骨神経痛です。
関節内の異常は、股関節内にある関節軟骨というクッションの働きをする組織がすり減ってしまう事で発生する事が多いです。この関節内の異常は若いうちは筋肉が支えてくれるので、痛みが無いことが多いのですが、歳をとるにつれて筋肉量の減少や体重増加、骨密度の低下などを原因に発生しやすくなります。
股関節痛を放っておくと起こることは?
股関節における避けたい状態は、変形性股関節症になってしまう事です。
股関節の変形が起こると、股関節に体重をかけるだけで痛みが出てしまいます。つまり、立ち上がるだけでも痛みを感じ、歩くという基本的な動作でも痛みを感じて、跛行をしてしまいます。
股関節痛は最初から痛みで動けないというケースよりも、少しずつ痛みが増してきて、最終的には日常生活動作に影響をきたしてしまうというケースが多いです。
筋肉の異常による股関節の痛みは、筋肉が硬くなり始めると動きにくさや弱い痛みや違和感を覚え始めます。そのままに放っておくと、筋肉の硬さが増し、痛みが強くなり股関節をあまり動かさなくなりますので、筋肉量の低下、可動域の減少等が発生し、結果的に関節内部に負担のかかりやすい状態になってしまいます。
変形してしまった股関節は、根本的には元には戻らず、痛みの緩和ケアをしながら、筋肉量を増やして痛みを出来る限り減らしながら、付き合っていく事になります。
日常生活動作をスムーズに行うためにはしっかりと施術を行うことが大事といえます。
当院の股関節痛の施術方法は?
股関節に痛みのある患者様については痛みの緩和を第一優先として施術を行います。
股関節の可動域や痛みを感じる部位によって、負担のかかっている筋肉を絞り込んだり、神経の異常や関節内の異常が無いかを見極めたりします。
硬くなっている筋肉は手技や鍼施術、物療機器を使用して、表層の筋肉から深層の筋肉までアプローチいたします。
更にどちらか一側の股関節に痛みが出ている場合は、骨格のバランスが乱れて負担が偏ってしまい痛みの発生原因となっている場合があります。
根本的にバランスを正しい位置に近づけることで、再び普段の生活やスポーツに戻っても再発しないような状態を目指します。
股関節の痛みが無く、可動域の改善を目的としている患者様に対しては、股関節周囲の可動域を上げるために手技による可動域拡大、セルフストレッチや筋肉強化などの必要な情報を指導いたします。
関節は動かさなくなると筋力が更に低下し、可動域が狭くなった状態で固まってしまいますので早めの施術をおすすめいたします。