【おしりの筋肉が痛い】時に試すべきストレッチと、整形外科に行くべきサイン

2025.12.11 | Category: 坐骨神経痛,整骨院,鍼灸治療,骨格矯正

「デスクワーク中、お尻の奥がズキズキと痛む」
「椅子から立ち上がろうとすると、お尻から太ももにかけて電気が走る」

お尻の筋肉の痛みは、ただの筋肉痛だと軽く見られがちですが、実はその奥に神経の圧迫が隠れているケースもあります。

放置すると、足のしびれや歩行のしづらさにつながる可能性があるため、早めの対処が大切です。

こんにちは。亀太郎はり灸整骨院グループです。
本記事では、お尻が痛くなる主な原因と、まずは試してほしいストレッチ、そして自己判断せずに病院へ行くべき危険なサインについて解説します。(※症状や効果には個人差があります)


お尻の筋肉が痛くなる原因は?

転んで打撲をしたわけでもないのに痛む場合、主に以下の3つの原因が考えられます。

1. 筋肉疲労・コリ(トリガーポイント)

長時間の座りっぱなしや、中腰での作業により、お尻の大きな筋肉(大臀筋・中臀筋)の血流が悪くなり、硬いしこり(トリガーポイント)ができている状態です。押すと「イタ気持ちいい」のが特徴です。

2. 梨状筋(りじょうきん)症候群

お尻の奥にある「梨状筋」という筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を締め付けてしまう状態です。お尻だけでなく、太もも裏にしびれが出ることがあります。

3. 腰椎(ようつい)の問題

腰のヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因で、神経の根元が圧迫され、結果としてお尻に痛みが出ているケースです。この場合、お尻をもんでも改善しないことが多いです。


セルフケアで改善できる?整形外科に行くべきサイン

ストレッチを始める前に、ご自身の痛みが「セルフケアで対応できるもの」か、あるいは「医療機関での判断が必要なもの」かを確認しましょう。

※スマホの方は、表が縦に並んで表示されます。

チェック項目 ストレッチが有効な可能性が高い 整形外科に行くべきサイン
痛みの種類 重だるい、凝っている感じ。
お風呂に入ると楽になる。
安静にしていても激しく痛む。
夜も眠れないほどの痛み。
しびれの有無 ほとんどない。
あっても一時的。
足に力が入らない(麻痺)。
排泄のコントロールが難しい。
きっかけ 長時間座った後や運動後。 転倒や事故の後。
または発熱を伴っている。

右側の「整形外科に行くべきサイン」に当てはまる場合は、ストレッチを行わず、速やかに受診してください。


お尻の痛みに効く!テニスボール&ストレッチ

危険なサインがない「筋肉のコリ」や「軽度の梨状筋症候群」であれば、お尻の緊張を解くことで痛みの緩和が期待できます。

1. テニスボールほぐし(深部マッサージ)

手では届かないお尻の奥の筋肉(梨状筋など)を緩めるのに役立ちます。

  1. 仰向けに寝て膝を立てます。
  2. お尻のえくぼ(少し凹んだ部分)の下あたりにテニスボールを当てます。
  3. ゆっくりと体重をかけ、痛気持ちいい場所で30秒ほどキープします。
  4. ※激痛が走る場合や、しびれが強くなる場合は中止してください。
2. 数字の「4」の字ストレッチ
  1. 椅子に座り、痛い方の足首を反対側の膝の上に乗せます(足が「4」の字になるように)。
  2. 背筋を伸ばしたまま、上半身をゆっくり前に倒します。
  3. お尻の筋肉が伸びているのを感じたら、呼吸を止めずに20秒キープします。

亀太郎はり灸整骨院でのアプローチ

「ストレッチをしても奥の痛みが取れない」「一時的には良くなるが、すぐぶり返す」という場合は、骨盤の歪みや、より深い部分の筋肉へのアプローチが必要なことがあります。

当院の施術方針
  • 深層筋鍼灸(しんきゅう):テニスボールでも届かない、神経を圧迫している深部の筋肉に直接アプローチし、頑固なコリを緩めます。
  • 骨盤矯正:お尻の筋肉に常に負担をかけている「骨盤の歪み」や「重心のズレ」を整えます。
  • ハイボルテージ療法:痛みが強い場合、深部まで届く特殊な電気治療器を用いて、痛みの伝達を抑え、炎症を落ち着かせることを目指します。

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諦める前に!私たち専門家へご相談ください

お尻の痛みは、座る・立つ・歩くという日常の基本動作すべてに関わるため、生活の質を大きく下げてしまいます。

「ただの筋肉痛」と放置せず、長引く痛みや違和感がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。痛みの原因を丁寧に確認し、快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

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