【股関節の痛み】は温める?冷やす?間違った対処法が症状を悪化させる理由
「歩き始めや、足を広げた時に股関節がズキッと痛む」
「お風呂に入って温めると、かえって痛みが強くなる気がする…」
股関節は、体重を支え、歩行や動作の要となる重要な関節です。痛みが起こると、日常生活に大きな支障をきたします。
そして多くの方が「温めるべきか、冷やすべきか」で迷い、間違った対処をして症状を長引かせてしまう可能性があります。
こんにちは。亀太郎はり灸整骨院グループです。
本記事では、股関節の痛みを悪化させないための正しい応急処置と、根本から改善するための考え方について解説します。(※症状や効果には個人差があります)
股関節の痛みに限らず、体の痛みに対する対処法は、その痛みが「急性期(炎症期)」か「慢性期(血行不良期)」かで真逆になります。
急に痛めた、または患部が熱を持っている状態(炎症)を急性期と呼びます。この時に温めてしまうと、血流が増えすぎて炎症が広がり、腫れや痛みが強くなる可能性があります。
強い痛みが治まり、動作時の痛みやだるさが残る状態を慢性期と呼びます。この時に冷やしてしまうと血流がさらに落ち、筋肉が硬くなり、回復が遅れる可能性があります。
つまり、「股関節の今の状態」を見極めることが、最初の重要なポイントになります。
ご自身の痛みがどちらのタイプかを確認し、適切な応急処置を行いましょう。
※スマホの方は、表が縦に並んで表示されます。
| 痛みのタイプ | 特徴 | 対処法 |
|---|---|---|
| 急性期(炎症型) | 動かさなくてもズキズキ痛む。熱を持っている。 急に痛めたばかり。 |
冷やす(アイシング) 氷のうなどを使い、10〜15分程度冷やして炎症を落ち着かせます。 |
| 慢性期(血行不良型) | 動かし始めや夕方に重だるい。 温めると楽に感じることが多い。 |
温める お風呂で温めたり、温熱グッズを使ったりして血流を促し、筋肉の緊張をゆるめます。 |
※どちらのタイプか判断に迷う場合は、まずは安静にし、無理に動かさず専門家へご相談ください。
応急処置で痛みが落ち着いたとしても、股関節の痛みが繰り返される場合、次の根本原因が残っていることがあります。
股関節のインナーマッスル(腸腰筋など)やお尻の筋肉(中臀筋、梨状筋)が硬くなると、関節の動きが制限され、歩くたびに摩擦や負担が増えます。これが痛みの引き金になることがあります。
姿勢や生活のクセで骨盤のバランスが崩れると、股関節にかかる体重が片側に偏りやすくなります。結果として、関節や周囲の筋肉に負担が集中し、痛みが長引く可能性があります。
当院では、痛みを和らげるだけでなく、「なぜ股関節が痛くなったのか」という根本原因(骨盤バランスや筋肉の硬さ)にアプローチします。
- 深層筋鍼灸(しんきゅう):腸腰筋など深いインナーマッスルに鍼でアプローチし、動きを妨げている緊張をゆるめます。
- 骨盤矯正:骨盤のバランスを整え、左右の股関節に均等に体重が乗りやすい状態を目指します。
- 再発予防の指導:正しい歩き方や座り方、ご自宅でできる簡単な股関節ストレッチをお伝えし、再発しにくい体づくりをサポートします。
股関節の痛みは、放置すると動かしづらさが強くなったり、日常の負担が増えたりする可能性があります。「歳のせいだから仕方ない」と決めつけず、早めに原因を整理していくことが大切です。
温めるか冷やすかの迷いをなくし、根本から股関節の悩みを解決したい方は、ぜひ一度、亀太郎はり灸整骨院グループへご相談ください。
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