【太ももの裏が痛い】のは坐骨神経痛?筋肉痛?痛みの違いとセルフチェック法

2025.12.06 | Category: からだの痛み,整骨院,鍼灸治療,骨格矯正

運動をした覚えがないのに、太ももの裏が重だるかったり、お尻からピリピリした違和感が走ったり…。
「これって筋肉痛?」と迷う症状、意外と多いです。

「ランニングをしたわけでもないのに、太ももの裏が重くてだるい」
「お尻から太ももにかけて、ピリピリとした違和感が走る」

太ももの裏(ハムストリングス)に痛みが出ると、「筋肉痛だろう」と自己判断してしまいがちです。ですが、その痛みがなかなか引かない場合は、坐骨神経痛である可能性があります。

こんにちは。亀太郎はり灸整骨院グループです。
坐骨神経痛は、症状が進行すると歩行にも影響を及ぼします。しかし、筋肉痛と神経痛では、対処法がまったく異なります。

本記事では、この二つの痛みの決定的な違いと、ご自身でできる簡単なセルフチェック法を専門家が解説します。(※症状や効果には個人差があります)


坐骨神経痛と筋肉痛の決定的な違い

太ももの裏の痛みが「筋肉の問題」か「神経の問題」かを見分ける最重要ポイントは、痛みの性質広がり方です。

※スマホの方は、表が縦に並んで表示されます。

チェック項目 筋肉痛(ハムストリング) 坐骨神経痛
痛みの性質 鈍い、重だるい、引っ張られるような痛み。 ピリピリ、ジンジン、鋭い、電気が走るような痛みやしびれ。
痛みの広がり 太ももの裏側の特定の箇所(押すと痛む)。 お尻や腰から始まり、太もも、ふくらはぎ、足先まで線状に広がる。
痛みの経過 運動後1〜3日で発生し、数日〜1週間で治まる。 何週間、何ヶ月も続き、良くなったり悪くなったりを繰り返す。
誘発動作 患部のストレッチや運動で痛む。 座っている時咳・くしゃみをした時に響くことがある。

坐骨神経痛が起こる主なメカニズム

坐骨神経痛は、坐骨神経がどこかで圧迫されたり、刺激されたりすることで起こります。太ももの裏に症状が出る場合、原因が腰だけとは限りません。

原因1:お尻の奥の筋肉(梨状筋)による圧迫

デスクワークなどで長時間座り続けていると、お尻の奥にある梨状筋(りじょうきん)が硬くなり、その下を通る坐骨神経を締め付けてしまうことがあります。これを梨状筋症候群と呼びます。

原因2:腰椎(ようつい)の問題

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、腰の骨や椎間板の変化により神経の根元が圧迫され、その結果として太もも裏に痛みが出るケースです。


自宅でできる簡単セルフチェック

ご自身の痛みが神経によるものか、筋肉によるものかを簡易的に確認する方法があります。痛みが強くなる場合は、すぐに中止してください。

1. 仰向けで足を上げるチェック(SLRテストの簡易版)

  1. 仰向けに寝て、膝を伸ばしたまま、痛む方の足をゆっくり持ち上げます。
  2. 【結果】 太もも裏だけでなく、腰やお尻にも強く響く、またはピリピリしたしびれが強くなる場合、神経圧迫の可能性があります。

2. レッドフラッグ(危険なサイン)の確認

以下の症状がある場合は、自己判断せず、すぐに医療機関(整形外科など)を受診してください。

  • 痛みの強さに関わらず、排泄のコントロールが難しくなった。
  • 足首や指に急に力が入らなくなり麻痺を感じる。
  • 痛みやしびれとともに、発熱全身の倦怠感がある。

亀太郎はり灸整骨院でのアプローチ

坐骨神経痛の多くは、骨格の歪みや筋肉の過緊張が関係して起こります。当院では、太もも裏だけを追いかけるのではなく、根本原因にアプローチします。

当院の施術方針

  • 梨状筋の緩和:坐骨神経を圧迫している梨状筋に対し、手技や鍼灸(しんきゅう)で深部から緩め、神経への締め付けを軽減します。
  • 骨盤矯正:骨盤の歪みを整え、お尻や腰周りの筋肉にかかる負担を軽減します。
  • 姿勢指導:デスクワーク時の座り方や、負担を減らすためのケア方法をお伝えし、再発予防に努めます。

当院の坐骨神経痛に関するページはこちら


諦める前に!私たち専門家へご相談ください

坐骨神経痛を放置すると、痛みやしびれが長期化し、歩き方が変わることで膝や股関節にまで影響が及ぶ可能性があります。

「これはただの筋肉痛ではないかもしれない」と感じたら、我慢せずにご相談ください。原因を丁寧に確認し、あなたの状態に合わせた施術をご提案いたします。

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