デスクワークでつらい【肩甲骨の痛み】は姿勢が原因?内臓疾患との見分け方
パソコン作業中、肩甲骨の間がズーンと重くなったり、ギューッと締め付けられるように痛んだり…。
「姿勢のせいかな?」と思いながら、つい我慢していませんか?
「パソコン作業中、肩甲骨の間に鉛が入ったように重い」
「急に肩甲骨の裏側がギューッと締め付けられるように痛む」
デスクワークや在宅勤務が定着した現代において、肩甲骨周りの痛みは多くの方が抱える慢性的なお悩みの一つです。
ほとんどの場合、この痛みは姿勢不良や筋肉の緊張が原因です。しかし中には、放置してはいけない内臓のサインとして現れているケースもあります。
こんにちは。亀太郎はり灸整骨院グループです。
本記事では、デスクワークで肩甲骨が痛くなるメカニズムと、緊急性の高い内臓由来の痛みとの決定的な見分け方について解説します。(※症状や効果には個人差があります)
デスクワークで肩甲骨が痛む「3つの姿勢原因」
肩甲骨は、腕の動きをサポートする大切な土台です。デスクワーク中の不適切な姿勢がこの土台を不安定にし、強い痛みや重だるさを引き起こします。
1. 猫背による「肩甲骨の開きすぎ」
パソコンを覗き込むように背中が丸まると、肩甲骨は背中の外側に引き離された状態になります(外転)。この状態で長時間固まると、肩甲骨の間にある菱形筋(りょうけいきん)などが引っ張られ続け、強いコリや鈍い痛みとして現れます。
2. 巻き肩による「深層筋の酸欠」
肩が内側に入り込む「巻き肩」の状態では、肩甲骨の動きがロックされやすくなります。この時、肩甲骨の奥にあるインナーマッスル(ローテーターカフなど)への血流が低下し、酸欠状態となって痛みを発することがあります。
3. ストレートネックによる「負担の連鎖」
頭が前に突き出た「ストレートネック」の状態では、重い頭(目安として約5〜6kg)を支えるために、首だけでなく背中上部(肩甲骨周辺)の筋肉まで過剰に働きやすくなります。この連鎖的な負担が、痛みを長引かせる大きな要因です。
放置厳禁!内臓由来の痛みとの見分け方
ほとんどの肩甲骨の痛みは筋肉や骨格が原因ですが、まれに心臓や胃、肺などの内臓の不調が関係して肩甲骨周辺に痛みを感じることがあります。これは「関連痛」と呼ばれ、見逃すと危険な場合があります。
※スマホの方は、表が縦に並んで表示されます。
| チェック項目 | 筋肉・骨格の痛み | 内臓由来の可能性あり(関連痛) |
|---|---|---|
| 痛みの性質 | 重だるい/凝る/押すと痛む/特定の動作で悪化する。 | 鋭い・締め付けられるような痛み、焼け付くような痛み。 |
| 誘発要因 | デスクワーク後、長時間同じ姿勢、首を動かした時。 | 食事中や食後、安静にしている時、呼吸した時。 |
| 付随症状 | 頭痛、目の疲れ、手のしびれ(軽度)。 | 吐き気、冷や汗、動悸、胸の痛み、発熱など。 |
| 痛む場所 | 肩甲骨の間、肩甲骨の縁、首の付け根。 | 左肩甲骨(心臓・胃)、右肩甲骨(肝臓・胆のう)周辺に現れることが多い。 |
特に、「安静にしていても痛む」「締め付けられるような痛みが続く」「吐き気や動悸を伴う」場合は、すぐに医療機関(内科など)を受診してください。
亀太郎はり灸整骨院でのアプローチ
内臓由来のサインがない、純粋な姿勢由来の痛みに対して、当院は根本的な改善を目指します。
当院の施術方針
- 猫背・姿勢調整:丸まった背中(胸椎)を整え、肩甲骨を正しい位置へ戻し、筋肉の負担を軽減します。
- 深部筋へのアプローチ:肩甲骨の奥の筋肉に対し、手技や鍼灸(しんきゅう)を用いて硬さを緩めます。
- 再発予防指導:適切な座り方やデスク環境の調整、合間にできる簡単なストレッチをお伝えし、再発しにくい体づくりをサポートします。
諦める前に!私たち専門家へご相談ください
肩甲骨の痛みは、単なるコリではなく、「体が発する姿勢の警告」です。この警告を無視して放置すると、頭痛や手のしびれにまで繋がる可能性があります。
長引く痛みでお悩みの方は、原因を明確にし、根本から体を整えるためにも、ぜひ一度ご相談ください。
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