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肩関節周囲炎の改善例|盛岡市の亀太郎はり灸整骨院グループ

2024.10.01 | Category: 肩関節周囲炎,鍼灸治療,骨格矯正

患者情報
年齢・性別: 60代・女性
お住まい: 盛岡市
お悩み: 左肩の可動域低下と痛み(肩関節周囲炎)


症状と経緯
患者様は2年前から左肩の可動域が徐々に低下し、結帯動作(後ろで帯を結ぶ動作)時に痛みが強くなったため、別の治療院に通われていましたが、事情により当院に来院されました。着物の着付けをされるということで、痛みを取り除き、日常生活での支障をなくしたいというご希望がありました。


初回来院時の症状
左肩の可動域はあるものの、結帯動作時に著しい痛みが残っていました。神経症状は見られず、肩関節周囲炎と診断しました。肩の可動域は以下の通りです。

  • 外転: 160度
  • 内旋: 80度
  • 外旋: 70度
  • 屈曲: 160度

初回施術内容
初回では筋緊張の緩和と回復力向上を目指して、以下の施術を行いました。

  • MA(マッサージ): 頸部から背部にかけての筋緊張を緩和
  • 鍼治療: 筋肉の柔軟性を回復させ、痛みを和らげるために鍼治療を行いました
  • 肩関節調整: 肩の負担を軽減し、可動域の向上を目指しました
  • キネシオテーピング: 肩の負荷軽減と回復力を高めるためのサポートを行いました

2回目来院時
外旋時の可動域が80度に改善しましたが、痛みの強さは変わりませんでした。引き続き、前回と同じ施術を行いました。痛みの評価(PS)では10段階で10でした。


3回目来院時
外旋可動域は90度に向上しましたが、痛みが肩関節後面から上腕後面に移動しました。痛みの評価は10から7に減少しました。


4回目来院時
外旋可動域は引き続き90度を維持していましたが、棘下筋停止部に痛みが残りました。結帯動作が少しできるようになり、痛みの評価は6に減少しました。


6回目来院時
肩の筋肉機能改善を目指し、ストレッチとトレーニングを指導しました。痛みの評価はさらに減少し、4になりました。


8回目来院時
結帯動作時の痛みよりも、動きの悪さが気になる状態になりました。痛みの評価は2まで軽減しました。


12回目来院時
肩の可動域が大きく改善したため、逆に負担が増えて痛みが一時的に悪化しましたが、この症状は想定内のものであり、丁寧に説明しました。痛みの評価は4でした。


14回目来院時
可動域がさらに向上し、痛みも低下しました。今後は可動域のさらなる改善と再発防止のために、継続的に治療を行っていきます。痛みの評価は1.8まで減少しました。


同じような悩みでお困りの方へ
肩関節は4つの重要な筋肉によって支えられており、そのうちの1つでも損傷すると、他の筋肉が過剰に働き、さらに負担がかかります。日常的に肩を使う動作が多いため、可動域が狭くなってしまうことがよくあります。こうした場合、症状の改善には時間がかかることが一般的です。

当院、盛岡市の亀太郎はり灸整骨院グループでは、肩関節周囲炎に対する適切な手技療法や鍼治療、筋肉を柔らかくする治療器を用いて、早期の症状改善をサポートしています。また、ご自宅でできるストレッチやケア方法もご指導しておりますので、同じようなお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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