【腰が痛い】と感じた時、自分でできる痛みのレベル診断と緊急度の見極め方

2025.11.29 | Category: からだの痛み,整骨院,鍼灸治療,骨格矯正

「朝からなんとなく腰が重い…」
「急にギクッときて、動けなくなった」

一口に「腰の痛み」と言っても、その原因や深刻度は様々です。しかし、多くの方が「これくらいなら我慢できる」と自己判断し、受診のタイミングを逃してしまいがちです。

特に危険な症状を見過ごしてしまうと、回復に時間がかかったり、後遺症に繋がったりする可能性があります。

こんにちは。亀太郎はり灸整骨院グループです。
当院には、年間2000名以上の新規患者様がご来院されますが、痛みの強さも種類も皆さん異なります。

本記事では、私たち専門家が普段用いる指標を参考に、ご自身で痛みのレベルを客観的に診断する方法と、今すぐ病院に行くべき危険なサインについて解説します。(※症状や効果には個人差があります)


痛みを客観視する!ペインスケール診断

ご自身の痛みの強さを客観的に把握することは、施術者へ症状を正確に伝え、治療計画を立てる上で非常に重要です。以下の0〜10までのスケール(NRS: Numeric Rating Scale)を使って、現在の痛みを点数化してみましょう。

※スマホの方は、表が縦に並んで表示されます。

スケール (点数) 痛みのレベル 目安となる状態
0点 痛みなし 全く腰の症状がない状態
1〜3点 軽度な痛み 日常生活は問題ないが、時々重だるさを感じる程度
4〜6点 中程度の痛み 痛みが気になり、仕事や動作に支障が出始める。痛くて思わず顔をしかめることがある。
7〜9点 重度な痛み 日常生活動作(立つ、座るなど)に強い制限がかかる。夜間、痛みで目が覚めることがある。
10点 最悪の痛み 意識が飛びそうになるほどの耐え難い痛み。救急車を呼ぶレベル。

現在のあなたの痛みが何点だったかを記録しておくと、施術後の改善度合いを明確に把握できます。


【緊急度がわかる】病院へ直行すべき「危険なサイン(レッドフラッグ)」

痛みの強さに関わらず、これから解説する特定の症状が見られる場合は、背骨や内臓の重篤な疾患が原因となっている可能性があります。この場合、整骨院ではなく、速やかに整形外科や専門の医療機関を受診してください。

即座に医療機関を受診すべき危険なサイン
  • 安静時痛(夜間痛): 姿勢を変えても、寝ていても痛みが続く、または強くなる場合。
  • 発熱・倦怠感: 腰痛とともに、原因不明の発熱や全身の倦怠感が続く場合。
  • 麻痺・感覚障害: 足に力が入らない、急にしびれが増して感覚が鈍くなってきた場合。
  • 排泄障害: 排尿や排便のコントロールができなくなった場合。
  • 強い外傷: 転倒や落下など、強い衝撃後に発生した痛みの場合。

これらのサインがない「一般的な腰の重さや痛み」であれば、筋肉や骨格の機能的な問題を専門とする整骨院でのケアが適しています。


軽度〜中度の痛み(1〜6点)の対処法

危険なサインがなく、痛みのレベルが中程度以下(1〜6点)の場合、まずはご自宅で以下の対処を試みてください。

痛みが悪化しないための初期対処
  1. 無理な動作を避ける: 痛い動作は行わず、楽な姿勢で過ごします。コルセットなどで固定するのも有効です。
  2. 温める: 慢性的な痛みや重だるさの場合、入浴や蒸しタオルなどで腰周りを温め、血行を促進します。
    (※ギックリ腰直後の熱っぽい強い痛みは冷やす方が良い場合もあります)
  3. ストレッチ(軽度の場合のみ): 痛みが強くなるストレッチは避け、お尻や太ももの裏の軽い伸展に留めます。

亀太郎はり灸整骨院での施術方針

自己対処をしても痛みが改善しない場合、それはセルフケアでは届かない深部の筋肉の緊張や、骨盤・背骨の歪みが原因となっている可能性があります。

当院では、痛みのある箇所だけでなく、体全体のバランスを検査し、根本原因にアプローチします。

当院の施術で期待できること
  • 原因の特定: 痛みの発生源を突き止め、患者様が理解できるよう説明します。
  • 深層筋の緩和: 鍼灸(しんきゅう)治療などを用い、手技では届きにくい深い筋肉の緊張を緩めます。
  • 再発予防: 矯正や姿勢指導により、腰に負担のかかりにくい体づくりをサポートします。

当院の腰痛に関するページはこちら


よくある質問(Q&A)
Q1. 痛み止め薬を飲み続けても大丈夫ですか?

A. 長期的な服用は根本解決にならない場合があります。
薬は一時的に痛みを抑えるのに有効ですが、原因そのものを治すものではありません。痛みが長引く場合は、薬に頼りすぎず、原因に対するケアを行うことを推奨します。

Q2. 温湿布と冷湿布、どっちがいいですか?

A. 気持ちいいと感じる方で構いませんが、基本は温めるのがおすすめです。
急性の炎症(熱を持っている)以外は、温めて血流を良くする方が筋肉がほぐれやすくなります。皮膚がかぶれやすい方は注意してください。

Q3. 整骨院は痛みがひどくなってから行くべきですか?

A. いいえ、軽度のうちにご来院いただくのがベストです。
痛みが強くなる前(レベル1〜3)に対処すれば、それだけ回復も早くなる傾向があります。「少し腰が重いな」と感じた時点でのメンテナンスをおすすめします。


諦める前に!私たち専門家へご相談ください

慢性的な腰痛は、放置すればするほど改善に時間がかかりやすくなります。

自分で判断がつかない、対処法が合っているか不安、という方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの痛みのレベルや原因を明確にし、根本的な改善を目指すお手伝いをさせていただきます。

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