こんにちは!
盛岡市の亀太郎はり灸整骨院です。
今回は、手の指先に痺れを感じて当院にお越しになった患者様の症例報告をいたします。
50歳男性
会社員(デスクワーク)
お悩み
当院に来院の1週間前から左手の第3指、第4指の先端にしびれ症状が出現。
整形外科にて診察をしてもらったが、特に異常なしとの診断。
1週間経過して症状が更に強くなり、睡眠時にも痺れが強くて目が覚めるようになってしまったために当院に来院。
初回来院時、カウンセリングや様々な整形外科テストを実施したところ、胸郭出口症候群の疑いがあり。
(胸郭出口症候群については当院のページをご覧ください)
睡眠時に身体を横向きにして、猫背のような姿勢が続くと痺れの症状が強くなり、起き上がってしばらく歩いたりして時間が経過すると痺れが少し楽になるということから、特に斜角筋、小胸筋部に原因があるように感じました。
横向きで寝ると腕の重みで胸周辺の筋肉が縮まるような姿勢になります。胸の筋肉の下には指先までいく神経が通っており、ここで神経が圧迫されて痺れが出ていると見立てました。そして、立ち上がって歩いている内に、自然と胸をはるような姿勢となり、神経の圧迫が緩和されると共に痺れが和らぐというわけです。
初めて来院された時は、鉛筆を持つのも辛いとのことでしたが、胸周辺の筋肉を柔らかくする鍼施術や骨格バランス調整を施したところ、症状レベルが10から施術後は3くらいまで一気に楽になりました(最も強い状態を10,何も症状を自覚していない状態を0とします)
その後、数回の施術で0まで改善する事が出来ました。
患者様自身も特に胸の筋肉に負担をかけたような覚えが無く、なぜ、こんなに強い痺れが出るのか不安な思いをされていましたが、施術後に症状が改善されていて安心されていました。また、デスクワーク時や電車通勤時の姿勢について、注意事項をお伝えしたところ、症状の悪化もしていないとのことで、大変喜んでいただけました。
もし、手の痺れを感じて、病院で検査をしても異常が無いと診断された場合はぜひ、当院にご相談ください。
※痺れは脳神経が影響することもありますので、簡単に考えずにしっかりと検査を受けることはオススメ致します。